皆さんこんにちは、株式会社midnight sun代表の角田尭史と申します。
2年前までは花粉症とは無縁だったのですが、昨年からくしゃみや目の痒みが出てきており、今年は昨年よりも目が痒いので、花粉症を患っていると認めざるを得ません。
皆さんは花粉とどう向き合っているでしょうか。
冗談はさておき、今回は、2022年2月に滞在した香川県三豊市での滞在記を書きます。
今は宮城県石巻市に住んでいる私ですが、出身は愛媛で香川は親戚もいるので「ちょっと地元」な場所です。
三豊に行くと毎回「新しい」と感じることや刺激を受けることが多くあり、今回も例に違わずその機会があったので、それを滞在記という形でまとめていきます。
また行きたい、と毎回思える場所です。
- why三豊?
- 三豊滞在中のスケジュールまとめ
- 2/16(水)
- 2/17(木)
- 2/18(金)
- 2/19(土)
- 「安心感」は人間関係の主栄養素だ
- 皆でやるからこそ、自分のやりたいことが大きな規模でできる
- やっぱり頼み事は、目の前にいる人にお願いしたくなるもの
- 最後に
why三豊?
今回の三豊滞在は、実に5回目。
初滞在が2021年2月18日だったので、ちょうど1年で5回です。
ハイペース。
すでに投稿しているLAC津山滞在記、LAC真庭訪問記にも書いているとおり、2022年2月のLAC(多拠点居住サービスLivingAnywhere Commonsの略称)滞在は、おひとりさま社長やフリーランスと学生を繋ぐマッチング企画「どこでもだれでも鞄持ち」の一環でした。
私の鞄持ちをしてくれたあおいちゃんが環境分野に興味があったので、「それなら三豊に行こうよ」ということで三豊行きが決まったのでした。
それに加えて、私が三豊の街も人も好きだから、単純に久しぶりに行きたかったのもあります。
三豊滞在中のスケジュールまとめ
2022/2/16~2/19の3泊4日で滞在した三豊のスケジュールは、ざっくりこのような感じでした。
2/16(水)
15:00ごろ 到着
15:30ごろ cafe de flotsで学生とミーティング&オーナーの浪越さんと再会
16:30ごろ 浪越さんに案内してもらい、薪火グリル付きホステル「ku;bel」を見学
17:30ごろ GATE(LAC三豊拠点)にて瀬戸内ワークス原田さんや滞在者の勝川さんと軽くおしゃべり
18:30ごろ 近くの飲食店で晩御飯
2/17(木)
日中 2/20のビジコンの準備
夕方 学生と軽くミーティングをした温泉へ
夜 あるオンラインミーティング
2/18(金)
9:30ごろ 愛媛に住む祖父母宅を訪問
11:30ごろ ちょうど実証実験をしていた「mobi」というMaaSを使ってみた
15:00ごろ 仲の良い起業家橋村愛希葉さんと再会し、ビジネス談義や雑談に花が咲く
17:00ごろ 瀬戸内ワークス原田さんと雑談
17:30ごろ 父母が浜で夕陽フォト撮影
18:30ごろ 隣の市に住む親戚から、起業祝いの記念品を一年越しに受け取る
19:00ごろ 愛希葉さん&勝川さんとGATEにてオードブルディナー
2/19(土)
午前 ビジコンの最終準備
13:00ごろ 愛希葉さんが一日店員を務めるカフェoli cafeに遊びに行く
14:00ごろ 瀬戸内海沿いに車を走らせ、造船会社のドック等を眺めながらレンタカーを返しに行く
18:00ごろ 岡山に到着→どこでもだれでも鞄持ち運営メンバーと合流し晩御飯
「安心感」は人間関係の主栄養素だ
学生の学びの場を作ったつもりが、私自身が学ぶことが本当に多かったので、その中から3つを取り上げて書いていきます。
1つ目。
初日にcafe de flotsのオーナー浪越さんに、薪火グリル付きホステル「ku;bel」を案内いただいたときのことです。
ku;belは本当に奥が深くて、なかなか言語化できないのですが、無理やり一言で表すとしたら「薪火料理と共にコミュニケーションを楽しむ貸切型ホステル」といった感じでしょうか。
薪火料理や自家製塩の奥深さを浪越さんから聞きつつ、時計もテレビもない環境で滞在者同士でコミュニケーションを図り、来る前よりも親密になった状態で三豊を後にする。
そんな場所なのだろうと推測しています。
※まだ滞在したことはないため、あえてフワッとした表現にしました
その中で印象的だったのが、お客さんとのコミュニケーション量とお客さんの過ごし方との相関関係。
浪越さんはコミュニケーションを大事にしていて、チェックインや夜の食事中もなるべく会話をするようにしています。
そうすると、チェックアウト時にお客さんが布団を丁寧に畳んだり、部屋来る前よりも綺麗に掃除をしてくれたりするそうです。
無人チェックインのゲストハウスも増えている中で、「オーナーとお客さんの理想の関係性だな」と私は強く思いました。
また、そのコミュニケーションや薪火の暖かさなどによって滞在者もお互いに心を許せていき、関係性も深くなっている。
ku;belが生む「安心感」がそうさせているのでしょう。
ちなみに、ku;belを訪れた2022年2月16日は株式会社midnight sunの設立1周年記念日でした。
以下noteにあるように「安心感を醸成できるようなことをやっていきたい」と思っていた矢先のku;belだったので、大いに学びになったことは言うまでもありません。
PS.何人か連れて早くku;belに行きたいので、一緒に行ってくれる方はぜひ角田までご連絡ください!
皆でやるからこそ、自分のやりたいことが大きな規模でできる
続いては、瀬戸内ワークス原田さんから、瀬戸内海を一望できる一棟貸し宿「URASHIMA VILLAGE」の話を聞いたときのこと。
このURASHIMA VILLAGEの話を聞いた目的は「”ほぼ自家発電”という発電の仕組みを知りたい」だったのですが、聞いていくうちに私の興味が変わっていき、立ち上げや運営の話に。
URASHIMA VILLAGEは、以下のページにあるように三豊の企業11社が共同出資して誕生した宿です。
お金を皆で出し合い、それでいて自分たちの得意分野を生かして宿を運営していくという、今までになかった形で運営されています。
例えば、建物を建てるのが得意な会社は建物を建てるし、タクシーなど人を輸送するのが得意な会社は人を輸送する、など。
また、宿泊者の対応や視察の案内なども持ち回りで担当することで、自分たちの得意領域に専念しつつ余計な負担もなく運営ができるのです。
そして、共同でやるからこそ大きな規模の事業をサステナブルに運営できるのだとも感じました。
私も色んな地域を見てきましたが、地域内でベンチャー企業がどんどん立ち上がり、それらの会社が共同で事業をやる地域は、今のところ三豊以外見たことがありません。
やっぱり頼み事は、目の前にいる人にお願いしたくなるもの
最後は、後半2日間にお世話になった、仲のいい(と思っている)起業家橋村愛希葉さんとのお話について。
初めて三豊に来たときからずっとお世話になっていて、私の中では「三豊=愛希葉さん」。
そんな愛希葉さんがプロデュースするサステナブル「INFUSION」の初代アンバサダーを、私が務めています。
初代アンバサダーになった理由は以下Instagramの投稿にもまとめているのですが、一言でいうと「私がペルソナだった」から。
要するに、私が欲しい商品だったのです。
という過去のエピソードはさておき、愛希葉さんと「INFUSIONをより多くの方に届けられることをやりたいですね」と度々DMでやり取りしていたこともあり、今回の三豊滞在でもその話に。
私が石巻にいながらも定期的に他の地域を訪れていることから、「歩く代理店をやる」ということで話を進めることになっています。
もちろん、オンラインのやり取りだけでもこうした話は進んだはずです。
でもやっぱり、目の前にいるからこそお願いできることもあるだろうし、お願いするハードルも下がるのだと考えています。
ku;bel編で”「安心感」は人間関係の主栄養素だ”と書いているように、目の前に僕がいたからこその安心感もあったのでしょう。
もちろんそれはお互いで、私も「INFUSIONの次の展開について対面で話せてよかった」と思ってます。
最後に
今回の三豊滞在にてお時間をいただいた方々、ありがとうございました。
少しずつではありますが、私も三豊という地域に馴染んでいっている気がしていて、それは皆さんのおかげに他なりません。
石巻に戻った直後は「自分も三豊で何かやりたい」とちょっとハードルを上げたことを考えていたのですが、今はその考えは薄れています。
私や私たちが行きたいタイミングで行きます!
そして全力で楽しみます!
おそらく三豊の皆さんもそれを望んでいるはずだし、私たちもそれがシンプルに楽しいはずだから。