「企画に関わることが多いけど、それを学べる場がなくて自分の企画に自信が持てない…」 「社外やプロジェクト外の人がどういう風に企画を進めているのか知りたい…」
そんな声にお応えして、2021年12月より始動した『企画屋の学び舎』。 文字通り、企画に関わる(もしくは関わりたい)人が集まり、学び合う企画の勉強会コミュニティです。 オンライン上でメンバー間で相談ができたり、講師を招いて月1回の勉強会を開催しています。
去る2021年12月8日に、記念すべき第1回勉強会を開催しました。 SENA株式会社(以下SENA)代表取締役 生畑目星南(なばためせいな)さんをお招きした勉強会のキーワードは「整理」と「調整」でした。 その様子をレポートします!
目次▼
- 『企画屋の学び舎』第1回講師について
- 『企画屋の学び舎』第1回勉強会をレポート
- 企画屋がまずやるべきことは「関係者の整理」
- 企画の目的とゴールを最初に周知
- 企画屋の調整力は日常でも磨くことができる
- 『企画屋の学び舎』第1回勉強会の参加者の声
- 『企画屋の学び舎』について
『企画屋の学び舎』第1回講師について
まずは、講師を務めた生畑目さんおよびSENAについて。
神奈川県に本社を置くSENAでは、Webマーケティング事業など複数の事業を推進しており、その中のスポカン会議事業は静岡県賀茂郡南伊豆町で展開しています。 そのため、生畑目さん自身も神奈川と南伊豆を往復しており、地域の事業者さんや自治体さんと連携して事業を進めています。
今回の勉強会では、地域の事業者とクリエイターをつないで課題解決を目指すPR戦略会議『スポカン会議』を題材に、発足した経緯や企画時の注意点についてお話しいただきました。
『企画屋の学び舎』第1回勉強会をレポート
企画屋がまずやるべきことは「関係者の整理」
最初に生畑目さんが話してくれたのが「関係者の整理」について。 その中でも特に①発案者と協力者の企画に関わるまでの背景②関わる前提条件、の2点が大事であると教えてくれました。
①は、例えば「企画発案者側は何故この企画をやろうと思っているのか、協力者側は何故この企画に賛同したのか」など。 この背景をお互いに理解せずに企画を進めてしまうと、企画を通じて得たい目的から逸れてしまう可能性があるそうです。 だからこそ、企画を始める前に、関係者間で「なぜこの企画をやりたいのか」という背景を明確にする必要があるのですね。
また、②について。 「企画に関わる背景が明確になっていたとしても、稼働時間や役割などの前提条件を理解していないと、企画進行中に問題が起きてしまう」こともあるそうです。
お互いに気持ちの良い企画を作り成功させる為にも、この2点を中心に利害関係者の整理をする必要がありそうですね。
企画の目的とゴールを最初に周知
次に生畑目さんは「企画の目的とゴールの周知」をテーマに話してくれました。
以下のようなケースを考えましょう。
関係者同士でこの目的とゴールを共有できていないと、なぜ1000人規模のイベントを開く必要があるのかわからなくなり、企画が逆戻りする可能性があります。 そのためにも、企画を始める際に目的とゴールを周知する必要があるということです。
企画屋の調整力は日常でも磨くことができる
企画をする際、関係者や顧客との「調整」が必要になってきますが、実は身近な所で鍛える事ができるそうです。
生畑目さんは長男ということもあり、自分がどのような動きをすれば家族の関係性がより良くなるのかを考えて行動していた、と話されていました。
『企画屋の学び舎』第1回勉強会の参加者の声
勉強会後に、参加者の皆さんから感想を聞かせていただきました。 その一部をご紹介いたします。
20代女性会社員(ゲストハウス運営) 企画で必要な要素を知ることができました。今までなんとなくでやっていた部分がほとんどでしたが、「こういうことが大事でこういうことをしっかりと決めていかないといけないんだ」というのが分かったので、すぐに実践します!
20代女性フリーランス(企画運営) 最後の質疑応答が特にめちゃめちゃ良くて、参加者としてすごく満足度が高まったポイントでした!コメント欄からの拾い方とか、巻き込み方がすごかったです...!!
生畑目さんを講師にお招きして開催した第1回勉強会は、このような内容となりました。 私も1人の企画屋として、「整理」と「調整」の重要性を再認識しました。
『企画屋の学び舎』について
『企画屋の学び舎』は、その名の通り企画に関わる人が集ってともに学ぶ勉強会コミュニティです。 この場で一緒に学び、それぞれの場所で活かせてもらえるような運営をしています。 オンライン上でのメンバー間の相談のほか、月1回勉強会も開催しており、勉強会のタイミングでメンバーを都度募集しています。
運営会社:株式会社midnight sun
企画屋の学び舎に参加したい方は、以下フォームに入力ください。
文:角田尭史(株式会社midnight sun代表取締役)